2018年06月04日

【相続問題】兄弟の遺産トラブルを早期にかつ円満に解決した事例

ご相談の内容

あるとき、私と同世代の男性から、相続の相談がありました。

聞くと、最近お父様を亡くされ、自分は長男なので、自分が遺産の状況を確認の上、解決案を作り、唯一の兄弟である弟に示したが、応じてもらえない、どうすればよいか、という相談でした。

相談者とすれば、どうも弟が自分(兄)に不信感を抱いているようで、公平な解決案で問題ない、と思っていたので、心外だ、ということでした。

お聞きすると、確かに提案しているのは合理的なものでした。

ところが、弟さんが、他に財産があるはず、などと疑って話が進んでいない、ということが分かりました。

そこで、私が2人の話し合いに直接立ち会って交通整理をし、話し合いをまとめてみましょうか、とご提案し、それでお願いしたい、とのことでしたので、引き受けることになりました。

解決への道すじ

早速、私の方で、改めて見やすい形の遺産目録と分割案の文書を作成しました。
その上で、弟さんに連絡をとり、私の事務所で話し合うことになりました。

その当日、私の事務所にて、私も立ち会って、遺産目録と解決案を示して、弟さんに解決案を提示しました。

弟さんは、過去のお兄さんとのことで、不満に思っていたことがあったようで、遺産とは直接関係のない兄への不満を口にしました。
それについては、お兄さんも言い分があるようで、その事情を説明してくれました。

暫くはそのような兄弟の過去の出来事についての話が続きました。
その間、私は、話を遮ることはせず、聞き役に徹し、兄弟の言い分を自由に話し合ってもらいました。

その結果、かなりの誤解が溶けたようでした。

誤解を解くためには自由に言いたいことを言ってもらうのが有効です。

その上で、遺産分割の話に戻したところ、その場で決断はできないようでしたので、持ち帰ってもらって、次回また話し合いをすることにしました。

その数日後、弟さんから電話連絡があり、その案で応じます、という返事が来たのです。

以上の経過で、早期かつ円満な解決が実現し、関係者皆さん、喜んでくれました。

私も、暫くの間、ささやかな満足感に浸ることができました。

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2018年06月04日 | Posted in 【個人】相続問題, 【個人】遺言, 二木克明の記事一覧, 個人の法律相談, 全記事, 解決事例 | タグ: Comments Closed 

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