2018年07月24日

【企業法務の事例】どれだけ請求しても支払ってもらえなかった売掛金を裁判手続で回収できた!

ご相談の内容

自動車修理工場から,車の修理代金や車検費用の合計約50万円について,顧客である会社に請求書を出しているが,なかなか払ってもらえなくて困っているという相談がありました。
これまで自社で内容証明郵便を送ったこともあり,「来月末までに必ず支払います」と言うのですが,「予定されていた入金が遅れたから」などと言って支払いがされないまま,1年近く経過したそうです。

このままでは踏み倒されてしまうと心配した社長が相談に来られました。

解決への道すじ

このような場合に,弁護士から内容証明郵便を送って催促することも可能ですが,それで支払うケースはあまりありません。

支払いが遅れる会社というのは,資金繰りが苦しくなっていることがほとんどです。

おそらく仕入れ先や銀行などへの支払に追われ,単発的な支払いは後回しにされている可能性が高いと思います。
また,強く請求してくる債権者から順番に支払うということもよくあります。

そこで,このケースでは,直ちに訴訟を提起しました。

裁判所から訴状を受け取った相手先は,すぐに弁護士に電話をかけてきて,全額を支払うことを約束し,実際に月末に全額が支払われました。

弊所では,請求額が140万円未満の事件で,請求金額に争いのない事案については,着手金を5万円(税別)とし,請求した金額が回収できた場合には,回収額の20%を成功報酬としています。

回収できるかどうか分からないのに高額の着手金を支払うのに抵抗があるという声に応えてこのような報酬基準を定めました。

多くの会社が利用され,とても好評ですので,該当する案件でお困りの方は,是非一度ご相談ください。

執筆者プロフィール
弁護士紹介|森岡 真一(副所長)弁護士 小堀秀行 >>プロフィール詳細
30年以上に渡って,企業からの様々な相談を受けている。
顧客対応やクレーム処理,債権回収など,時代によって対応に変化が必要であり,最近はSNSなどを意識した対応に心がけている。

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